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活用事例

中央卸売市場 消費地市場

fudoloopの活用で 「非効率な作業」を簡略化。 生産者や仲卸とのコミュニケーションが密に。

弘果弘前中央青果株式会社様(取材日:2024年3月)

fudoloopの活用で 「非効率な作業」を簡略化。 生産者や仲卸とのコミュニケーションが密に。

左から→ そ菜部 部長 平岡 浩 様 / 常務取締役 大中 実 様 / そ菜部 そ菜2課 課長代理 白戸 正孝 様

この事例の要約

  • ・りんご以外の青果部門の労働生産性に課題を抱えていた。
  • ・作業の簡略化とDX化を目指し、「fudoloop」を導入。
  • ・「fudoloop」導入により、商談から販売までの時間や伝票登録作業の時間が短縮された。
  • ・作業効率が向上し、気持ちに余裕ができた。
  • ・生産者や仲卸とのコミュニケーションが増え、信頼関係を築く時間ができた。
弘果弘前中央青果株式会社様は、青森県の認定を受けた民設民営の青果卸売市場です。りんごの産地市場として有名ですが、同時に弘前市を中心とした商圏約30万人の消費地市場でもあります。
りんご以外の青果部門の労働生産性に課題があると考えており、営業担当者は量販店との商談に加えて地元生産者への対応などの作業量が膨大になります。

fudoloopを導入し、どのように取り組み、どのように改善できたかについて、常務取締役 大中実様、そ菜部部長 平岡浩様、課長代理 白戸正孝様にお話を伺いました。

卸売市場としての役割、青森県のりんご産業のブランド化

貴社の事業概要、青森県・弘前エリアでの役割を教えてください。

大中氏: 卸売市場法によって青森県の認定を受けた、民設民営の青果卸売市場です。りんごを始めとする地場青果物の産地市場であると同時に、弘前市を中心とした商圏約30万人の消費地市場でもあるという2つの機能を担っています。主産品であるりんごを例にしますと、生産者にはより高い手取りを獲得していただきたいので、品種指導、栽培指導、選果指導、市場で需要が高まるタイミングから逆算した収穫作業の指導など、生産者の有利販売につながることを徹底しています。また、十数万箱のりんごが一堂に並び、品質等で価格差が生じる様を生産者が目の当たりにすることが、生産者のプラスの競争意識になっていると確信しており、結果として青森県産りんごのブランド化にも寄与していると考えております。

卸売市場として抱えている課題を教えてください。

大中氏: りんご以外の青果部門の労働生産性に課題があると考えています。消費地でもあり産地でもあるため、消費地市場業務と産地市場業務の両方を担うこととなります。量販店との商談に加え、担当者が地元の生産者に対して出荷要請や売立報告、栽培指導などを行うため作業量が膨大になります。

作業をいかに簡略化するか、大きな枠組みでシステムを導入しカスタマイズ

卸売市場が提供する役割と、労働生産性への意識が重要ということが理解できました。労働生産性を見直すシステムとして「fudoloop」を導入した経緯を教えてください。

大中氏: 農経新聞 宮澤社長のご紹介で知り、営業担当者から「fudoloop」の説明を受けて理解した上で、営業部門長と情報を共有しました。先述の通り、もともと人件費や労働生産性を見直していく必要性を感じていましたので、本システムが弊社に有効であろうことがすぐに理解できました。

「fudoloop」の説明を聞いた時の最初の印象はどうでしたか?

大中氏: 営業担当には本来すべき「仕事」に専念してもらい、仕事ではない「作業」を簡略化できるので合理的だな、という印象を受けました。会社としてもDX化は課題でしたが、どこから手を付けようか思いあぐねているところでした。「fudoloop」は会社のシステムと同期させることなく導入することもできますので、DX化の最初の一歩としても手軽で良いかなと感じました。そして将来的には自社システムと同期させていくこともできますので、大きな枠組みとしてシステムが使える、という印象を持ちました。

導入したシステムで人件費や労働生産性を抜本的に見直す

「fudoloop」以外での効率化の取り組みはありましたか?

常務取締役 大中 実 様

大中氏: 基幹システムや人事システムは自社プログラム部門が開発したものを使用しています。 これらはどちらかと言うとデータ処理型な機能を追求していますが、今の時代、社内データを活用して商売に繋げていくヒントを見出すことがシステムには求められますので、外部のシステム会社に依頼した方が良いという考えで検討段階に入っています。

「fudoloop」など、新しいモノを入れることへのネガティブなポイントや嫌悪感はありましたか?

大中氏: 嫌悪感はありませんでした。システムを導入するというのは、何だか大仰な事のように思うかもしれませんが、さにあらず! 今どきのスマホアプリで動きますし、先述の通り基幹システムと分離しても運用できますので、導入のハードルが低かったですね。むしろなぜもっと早く導入してみなかったのかと今は反省しています(笑)。「fudoloop」がきっかけとなり、DX化のリテラシーが向上し、作業の合理化と業務の特化が進んでいくことに期待しています。 このことは他の業界では既に行われています。 卸売市場業界も同じ流れを汲んで、市場外流通に負けないように頑張らないといけませんね。

「fudoloop」への短期的、中長期的な期待、および今後の会社全体に関してはどのようにお考えでしょうか?

大中氏: 生産者含めてどのように収益改善や事業効率化ができるかというところを期待しています。
会社全体としては「fudoloop」の導入も含めて収益の改善を行うことにより、労働環境の変化や採用コストへ転嫁して良い人材を確保するなど、本質的な議論、新しい変化をしていくための動きにつながるものと考えています。

システムの導入で、アナログ作業による業務負荷や非効率な作業を楽にしたい

現場や実務目線で、「fudoloop」の話を受けた時の印象はどうでしたか?

平岡氏・白戸氏: 細かい等階級の品質チェックから等階級ごとの数量を把握するまで何時間もかかり、販売に取り掛かる時間が遅くなる課題は分かっていたので、「fudoloop」を導入したら業務がスムーズになり、担当者も喜ぶのではないか、という期待から導入を検討したいと考えました。ちょうど私自身も担当の入れ替わり時期で、前任者の毎朝の業務に凄く時間がかかっているのを見ていたので、「fudoloop」を導入することで業務上楽にできるな、という印象を受けました。

アナログ作業がシステム化・デジタル化されることに対する違和感や不安はありましたか?

平岡氏・白戸氏: 違和感はありませんでした。ただ、システムやスマートフォンを使うことに慣れていない生産者がシステムに数字を打ち込むという作業に対して、生産者はどのように思うだろうか、100%正しい数量を報告できるだろうか、という部分は不安でした。生産者が確実に正確な数量を打ち込んでくれれば、その数量を100%そのまま活用できるのですが、本当に正確な数字が上がってくるのか、という思いもありました。そのような時、日本事務器さんからの提案もあり「まず無料体験をやってみよう」ということで、一回やってみて、実証するのが一番だと考えました。

導入にあたり、生産者の様子はどうでしたか?

平岡氏・白戸氏: スマートフォンを持っていない生産者も当然いましたし、電話を掛ける、受けるだけでメールもしたことが無いという生産者もいました。日本事務器さんにも協力いただきながら、生産者に向けて導入前の説明会を実施しましたが、導入当初は、生産者によって報告のタイミングが異なっていたため、24時間体制で「fudoloop」に入力された情報を確認しないといけないのか、と不安に思う時期もありました。ただ、導入して後半の時期になってくると生産者も慣れてきて、レクチャーをしながらサポートすることで、徐々にシステムを使えるようになっていき、不安も改善されていきました。 「fudoloop」を使うことに間を空けてしまうとログインの仕方やIDなどが分からなくなってしまうので、1週間に1度は必ず、何もすることがなくてもログインだけはしてみてください、というようなことは伝えていました。

生産者と一緒に協力し連携、仕事の段取りがスムーズになり気持ちも楽に

実際に「fudoloop」を導入し試してみて、体験期間終了後の変化はどうでしょうか?

平岡氏・白戸氏: 体験期間中に生産者も徐々に使い方に慣れていきましたので、体験終了時点では数字の打ち間違いも無くなり、正確な数量が上がってくるか、という部分への不安は解消されました。もし数量の打ち間違いがあっても、生産者から電話やメールで連絡をくれるので、今までのアナログな確認方法、伝票との照らし合わせをしなくて良くなりました。 入荷した作物は「fudoloop」で報告された数量のまま梱包して積み込みますが、数量の精度はほぼ問題ないと思います。 また、朝出社する時点で数量がある程度分かっていることと、各生産者の翌日以降の出荷予定が事前に把握できるので、販売の段取りがしやすくなり、事前に心構えができているので気持ちの面も楽になりました。

作業効率が向上し、生産者や仲卸との直接のコミュニケーションが増えた

導入によって社内の関わり方はどのように変わりましたか?

平岡氏・白戸氏: 社内での関わり方に関して、朝の作業は、伝票と実際の数量を照らし合わせて確認、特にトマトは等級が細かいので各等級全ての品質をチェックする時間が長く、これが生産者の数だけあるので毎日3時間近く確認作業に時間が掛かります。「fudoloop」を導入したことで、出勤前から入荷数量を把握できるので商談から販売までの時間が短縮され、売上を上げるための伝票作業の時間も2時間近く短縮して終わるようになり、忙しい朝の時間帯に気持ちに余裕ができることになりました。また、作業のサポートをしてくれていた別の担当者の負担も無くなり、その担当者は別の仕事もできるようになるという変化がありました。営業担当者としても、出荷をしてくれる生産者と情報のパイプを太くしないといけない、仲卸のためにどうすれば良いだろうか、というように売上を上げるための動きを考えることができる時間も増えました。

生産者や仲卸との関わり方に関してはいかがでしょうか?

平岡氏・白戸氏: 生産者との関わり方に関しては、作業効率が上がったことによって作られた時間でお客さんのフォローや直接畑に行って生産者と会話する産地巡回も行けてなかった繁忙期でも行けるようになりました。やはり、生産者の畑に行って顔を合わせて話をするということが信頼関係を太くするために一番大事なことだと思っています。
仲卸との関わり方に関しては、翌日の数量確認や、売り込みの話も以前より多くできるようになりました。
また、生産者に対してこのくらいの色目の品物が必要という話をする時も、「fudoloop」から写真データを一斉に送れるので、生産者も情報が早く入ってくることで喜んでいますし、それが次の日の品物にすぐに反映されて出荷されてくるので、仲卸も、「昨日話したのもう直ってるの?」という反応で、スピード感がある、という声は受けています。
そのため、私たちだけではなく生産者、仲卸も業務上の作業効率は良くなっていると思います。

導入を検討している人へのアドバイスはありますか?

そ菜部 部長 平岡 浩 様(写真右)
そ菜部 そ菜2課 課長代理 白戸 正孝 様(写真左)

平岡氏・白戸氏: 「fudoloop」の導入により確認作業の精度や労働生産性の向上に繋がるので、頼れるところはシステム・ITに頼ることが良いかと思います。まずは無料体験をやってみるのが良いのではないでしょうか。新規の営業に関しても、「fudoloop」を使うことで営業に掛ける時間が確保できるようになり、新規の生産者に入り込み、売上が伸びる可能性もありますよね。今後も「fudoloop」を活用して直接顔を合わせて話すコミュニケーションの機会を増やし、生産者、仲卸とも信頼関係を太くしていきたいと思っています。

企業情報

企業情報(弘果弘前中央青果株式会社)
会社名 弘果弘前中央青果株式会社
所在地 青森県弘前市末広1-2-1
売上高 令和5年度 347億円(税抜)
ホームページ https://sub.hiroka.jp/

※本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞および製品名等は、閲覧時に変更されている可能性があることをご了承ください。

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