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1.青果市場業界が抱える問題と課題について(1)
〜社会課題・変化による経営環境の変化〜【全12回連載】

日本事務器株式会社 fudoloopチーム

※本記事は、2022年10月25日開催の青果流通事業者向けオンラインセミナー「売上を取り戻すために今、青果流通事業者・市場ができることとは」の内容をもとに、記事化したものです。

はじめに

昨今、市場をはじめとする青果流通事業者を取り巻く環境は激変しています。
その影響から、直近でも市場の閉鎖・青果卸企業の経営破綻といったニュースを目にした 方もいるのではないでしょうか?

市況が厳しく、変化の激しい時代の経営環境の中では様々な問題が発生します。
これからの市場には、そうした問題や課題に対して各々の市場が事業を安定的に継続できる経営できるビジネスモデルを構築することが不可欠です。

日本事務器株式会社 fudoloopチームでは、2022年10月25日に青果流通事業者向けのオンラインセミナー「売上を取り戻すために今、青果流通事業者・市場ができることとは」を開催いたしました。

本記事では、セミナーに登壇しご紹介しました静岡県東部で青果市場を営む沼津中央青果様の事例をもとに
―青果流通業界の抱える問題・課題
―問題や課題をどう捉え、解決のために何をしていくのか
を青果市場を経営する皆様にお伝えいたします。

本記事の内容が、皆様にとってこの厳しい状況を打破し、「利益のとれる市場への変革」を果たす一助となれば幸いです。

 

1.青果市場業界が抱える問題と課題について

青果市場を含めた市場の主要機能は農林水産省によって下記(※)のように定義づけられています。
1.集荷(分揃)、分荷機能
2.価格形成機能
3.代金決済機能
4.情報受発信機能

※農林水産省 食料産業局 「卸売市場をめぐる情勢について」令和4年、平成21年より

 系統入荷からの価格交渉や量販店からの値決めなど、青果市場業界を取り巻く環境は様々な課題に悩まされています。
その中でも「2. 価格形成機能」や「4. 情報発信機能」の2つの機能に関しては特に弱体化の声を聞くことや弊社に相談を受けることが増えてきました。
これらの背景には、何があるのでしょうか。

1-1.社会課題・変化による経営環境の変化

農林水産省のデータ(※)によると地方卸売市場において年間の売上は、平成15年と比べて15%減の1兆2,500億円、国産青果における卸売市場経由率も同様に16.3%減の76.9%と発表されています。つまり、青果の出荷先の90%以上が卸売市場だった事実は過去のものとなってしまったのです。
さらに、買付集荷においても平成21年と比べて11.7%増加の42.7%となり、市場の利益を圧迫しているという状況です。

※農林水産省 食料産業局 「卸売市場をめぐる情勢について」令和4年、平成21年より

では、青果流通業の現場では実際にどのようなことが起こってきたのか振り返ってみましょう。

以上

※fudoloopメールマガジン(掲載日:2023年7月7日)
※本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞および製品名等は、閲覧時に変更されている可能性があることをご了承ください。

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